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インタビュー

医療法人社団ARCWELL

「住み慣れた我が家で、家族を安心して診てもらえる在宅医療」を支える
モレナクがもたらす“効率と安心”

医療法人社団ARCWELL様 インタビュー
医療法人社団ARCWELL 理事 櫻内 理恵 様
医療法人社団ARCWELL
理事 櫻内 理恵 様

川崎市高津区、大田区、世田谷区に拠点を持つ医療法人社団ARCWELL様は、地域に根ざした在宅医療を提供しています。

今回は理事の櫻内様にお話を伺いました。

この事例のポイント

ポイント1

RPA「モレナク」を導入して、レセプト業務の負担を軽減!

レセプト業務の属人化を解消し、200名規模の患者様を医療事務1名で対応可能に。居宅療養管理指導書の作成も自動化し、看護師が本来の医療業務に専念できるようになりました。

ポイント2

業務の属人化を解消し、スタッフ全員が共通の指標を持てるように!

レセロボ導入により、チェック作業が整理され、最小限の人員で効率的に業務を回せるように。リスト化された内容を確認するだけで、スタッフ全員が共通の指標を持てるようになり、チーム全体の効率が大幅に向上しました。

ポイント3

残業ゼロ・休日出勤ゼロを実現し、スタッフ全体に“心の余裕”が生まれる!

統括の医療事務担当者が残業なしで1日内にレセプトチェックを完了できるように。スタッフ全体に“心の余裕”が生まれ、電話対応や患者様対応にも丁寧さと落ち着きが戻ってきました。

インタビュー

法人紹介

まず、医療法人社団ARCWELL様について教えてください。

「住み慣れた我が家で、家族を安心して診てもらえる在宅医療」を企業理念とし、地域に寄り添い、心温まる医療を実現をするため、心のふれあいを大切にし、その人らしい人生を過ごしていただくために、患者様やそのご家族のライフスタイルに合わせた医療をご提供しています。

2012年の開院以来、「地域の皆様のかかりつけ医でありたい」という想いのもと、訪問診療を主軸とする機能強化型在宅療養支援診療所として、現在は川崎市高津区・大田区・世田谷区に計5ヶ所の拠点を展開し、地域に根差した在宅医療の発展に力を注いでいます。

医療法人社団ARCWELL様 蒲田ライフクリニック様の受付
蒲田ライフクリニック様の受付

導入の背景

RPA導入のきっかけを教えてください。

きっかけは理事長の「新しいものはどんどん取り入れていこう」という先進的な考え方でした。

私たちは“在宅の総合病院”として、患者様一人ひとりに寄り添った医療を提供していますが、その裏では多くの事務作業に追われる現場がありました。 「人が本来やるべき仕事」に集中できる環境を整えるために、効率化の仕組みを導入する必要があると感じていました。

導入前の課題

日々の業務の中で、特に時間や手間がかかっていた業務は何でしたか?

訪問診療では、1回の診察ごとに多くの書類作成が発生します。

診療レポートや居宅療養管理指導書など、1人の患者様につき6~7枚の書類を作成する必要があり、それだけでもかなりの時間を要していました。
さらに、作成後はFAX送信か郵送かを都度判断して対応していたため、単純作業でありながら非常に煩雑で、現場スタッフの負担となっていました。

日々の診療後にこれらの事務作業が積み重なり、スタッフ全体の業務量が増え続けていたのです。

レセプト業務の負担はいかがでしたか?

レセプト業務はチェックルール自体が属人化しており、「何をどう確認すべきか」が人によって異なっていました。会計カードを印刷して全患者様をチェックしていましたが、その手順を理解しているのは限られたスタッフだけ。結果として特定の人に業務が集中し、「今のままでは回せない」と感じるほどの状況でした。

残業や休日対応の状況を教えてください。

助手は診療後、16時頃に帰社してカルテ準備やコスト入力に取りかかり、19〜20時まで残業することも珍しくありませんでした。
月初はレセプト処理が集中し、医療事務スタッフも連日残業。月初が休日に重なると出勤が必要になることもあり、負担の大きい時期もありましたが、スタッフ全員が協力しながら乗り越えていました。

「これ以上効率化できないのでは」と感じるほど、現場は懸命に業務を支えていたと思います。

採用・教育面での課題もあったそうですね。

理事長の方針として「素直で前向きな人を採用する」という考えがあり、未経験者の採用にも積極的でした。

しかし、教育には多大な労力がかかり、FAX送信やレセプト関連のような細かな実務を理解するには経験が必要で、即戦力化が難しいのが実情でした。

モレナク導入後は、ルーチン業務をシステムに任せられるようになり、人が対応すべき「判断」や「算定ルール」などに教育を集中できるようになりました。 結果として、未経験者でも早期に業務を覚えられる環境が整い、採用ハードルも下がりました。

医療法人社団ARCWELL様 オフィスの様子

導入の決め手“属人化の解消”と“法人内ルールの統一”を目指して

モレナクを知った当初、どのような課題を解決できそうだと期待しましたか?

正直なところ、当初は「自動化なんて本当にできるのか?」という気持ちがありました。

これまで他のシステムを検討したこともなかったので、具体的なイメージはありませんでしたが、説明を受けるうちに「書類作成ロボ」と「レセロボ」を分けて活用できる点に大きな期待を感じました。
居宅療養管理指導書の作成を自動化できるのは非常に魅力的で、作業がゼロになるというのはまさに理想的でした。

まず最初にロボ化した業務を教えてください。

最初に導入したのはレセプト業務をサポートするロボットです。 5つのクリニックで業務手順を統一するという理事長の理念があり、法人全体でルールを標準化するための第一歩として導入しました。

他のRPAや外注との比較はされましたか?

他のRPAは検討していませんでした。
「モレナクを使いたい」という思いからスタートしており、レセプトの外注も考えていませんでした。 社内でコントロールしながら効率化を進められる点が魅力で、現場の信頼を得やすいと感じました。

導入した業務と現場の変化“ロボ”がチームの一員に――人が活きる働き方へ

導入後、どのような変化がありましたか?

レセプトサポートロボ導入によって、業務の属人化が大幅に解消されました。

これまで複数人で分担していたレセプト業務も、今では200名規模の患者様を医療事務1名で対応可能になりました。 属人的だったチェック作業が整理され、最小限の人員で効率的に業務を回せるようになりました。
また、居宅療養管理指導書の作成業務も自動化し、専任看護師が1日中費やしていた時間が不要に。 看護師が本来の医療業務に専念できるようになり、組織全体のパフォーマンスが向上しました。

スタッフの残業や働き方に変化はありましたか?

導入後、統括の医療事務担当者が残業なしで1日内にレセプトチェックを完了できるようになりました。

夜遅くまで残ることが当たり前だった日々がなくなり、残業ゼロ・休日出勤ゼロを実現。
スタッフ全体に“心の余裕”が生まれ、電話対応や患者様対応にも丁寧さと落ち着きが戻ってきました。

医療法人社団ARCWELL様 オフィスの様子
"モレナク"の作業風景
※ "Robo-Pat"は株式会社FCEの登録商標です

導入後の効果“モレナクが動いているのが当たり前”という新しい日常

導入によって、どのような効果を実感しましたか?

レセロボ導入後は、「毎日コスト入力できているか」を逐一確認する必要がなくなりました。
ロボが処理した後に月初のWチェックを行うだけで済み、業務の見通しが立てやすくなりました。
リスト化された内容を確認するだけで、スタッフ全員が共通の指標を持てるようになり、チーム全体の効率が大幅に向上しました。

現場からの反応はいかがでしたか?

書類作成を担当しているスタッフからは、「ロボの導入効果を強く実感している」との声が多く聞かれます。
「これをやめるなんて考えられない」「やめたら暴動が起きる(笑)」というほど、日々の業務に欠かせない存在になっています。

また、助手からは「モレナクが動いていることを意識しないほど、自然に業務が回っている」との声もあり、システムが完全に現場の一部として定着しています。
今では、“人がロボに合わせて働く”のではなく、“ロボが人の働きを支えてくれる”という新しい日常が生まれています。

導入を支えた工夫とサポート体制現場に寄り添うルールづくりが成功の鍵

導入・運用の中で工夫したこと、苦労したことはありますか?

複数のクリニックを展開しているため、医療事務スタッフが持つ「自分の仕事への誇り」や「これまでのやり方」を尊重しながら、モレナクの価値を理解してもらう必要がありました。

導入当初は、「いつまでに起動する」「変更がある際の連絡期日」などのルールを定着させるのに時間がかかりました。 「これを守らないとこの処理ができなくなる」と具体的に理由を伝え、各クリニックごとに丁寧に説明して回ったことで、少しずつ理解が浸透しました。

モレナクのサポート体制はいかがですか?

導入初期は、電子カルテのバージョンアップ時にエラーが発生し戸惑うこともありましたが、サポートの対応がとても早く、丁寧に原因や対処法を教えていただけたことで安心できました。

その過程を通じて、プログラムは想像以上に繊細で奥深い仕組みだと理解できるようになり、今では信頼して任せられる存在になっています。

今後への期待とメッセージ“早期導入こそが、効率化と安定運営の鍵”

今後の展望について教えてください。

現在はモレナクがあるのが当たり前の状態で、特に大きな課題はありません。

今後は相談員業務や助手業務など、別の領域でも自動化の可能性を探りたいと考えています。
また、ロボの稼働時間がさらに短縮され、退勤時にスタートし翌朝には全処理が完了しているような理想的な状態を目指したいです。

導入を検討している他のクリニックへメッセージをお願いします。

導入するなら、法人の規模が大きくなる前、医療事務を多数採用する前のタイミングがおすすめです。
新規個別指導を終えた5年以内に導入できれば、人件費の削減や業務標準化がスムーズに進みます。
早期導入こそが、長期的な効率化と安定運営の鍵だと感じています。

モレナク・QUEEN’Sへの評価

医療法人社団ARCWELL 理事 櫻内 理恵 様

“攻めのチェック機能”が現場を強くする

算定に関しては、世の中にも多くのエラーチェックシステムがありますが、モレナクの大きな特徴は「これ算定できるかもしれません」「算定に見合っていません」といった改善提案型のチェック機能です。

単なるエラーチェックではなく、より良い結果につながる“攻めのチェック”を行ってくれる点が、他システムとの大きな違いであり、非常に優れていると感じています。

医療法人社団ARCWELL 理事 櫻内 理恵 様

医療事務の未来を変える! モレナク

株式会社QUEEN'Sは訪問診療クリニックのレセプト・事務作業を強力に助けるRPAパッケージ、『モレナク』をご提供しております。
医療務作業の煩雑さや人材確保、DX化でお悩みのクリニック様、ぜひ一度QUEEN'Sにご相談ください。どんなお悩みでも解決のお力になります!

モレナクとは

医療事務の業務負担を軽減するRPAツール
それがモレナクです。

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